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アイララボ社長、手塚のブログ

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オーバーすぎる拳銃の威力

 海外に出る度に隙があればシューティングをしている身としては、どうも、日本国内で言われている銃の威力や反動が、本物よりも強調されすぎて伝わっている気がしてなりません。
 今回も、制作関連で資料調べをしていてこんな記事にぶつかりました。


銃を撃ったときのすごすぎる反動でひどい目に遭うムービー(Gigazine)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080104_desert_eagle/


 うーん。
 いや、この女の人、撃った瞬間に左手放しちゃってるし。
 残る右手はどう見てもトリガーだけに力が注がれていますので、銃が空中に放置されているようなもの。そりゃ、頭まで跳ね返るんじゃないでしょうか。この撃ち方だと44マグナムじゃなくても、ある程度の口径の銃なら似たようなことになっちゃう感じがします。(というか、この女性、自分の頭を撃たなくってよかった……。右手は明らかに引き金に引っ張られて跳ね上がっていますからね。暴発の危険が高く、危ないことこの上ない状態です)
 私が先月ラスベガスでキャプテン中井氏のところで撃ってきたのは、ルガースーパーブラックホークで、同じ44マグナム弾でもリボルバー。つまり、オートリコイルが無い分威力が直接反動になる銃なのですが、さほど力を入れずとも普通に撃てましたし、かなり良く当たりました。
 もちろん反動は普通の銃よりもかなり強烈ですが、それでも、ちゃんと撃てば女性でも普通に撃てます。
 威力が強すぎて、倒したはずの的(鋼鉄製)がバウンドして起き上がっちゃったり、相方が肩を痛めたりはしましたが(^^;(もちろん、こんな反動の強い銃でわざわざスポーツシューティングをするのはばかげていますから、あくまでも娯楽用です)
 ちなみに弾丸は、観光客用にわざわざ詰め直した弱装弾などではなく、もちろん市販の普通の弾丸でした。


 でも、こういう大威力の銃って実用上はどうなんでしょうね?
 連射が体力的にも、そして何より費用的にもきついので、シューティングでもハンティングでも、使い道が微妙な気がします。
 軍用や警備用で、それも、示威としてわざと見せびらかすのならアリかと思うのですが。


 日本の警察でニューナンブあたりの38スペシャルが、米軍でもベレッタ92あたりの9ミリが使われているのも、実用上の理由があるのではないかと思うわけです。
 ちなみに、軍以外ではハーグ条約なんて無視できるので、こうした小口径銃では民間でもホローポイント弾(要するにダムダム効果弾)を普通に使っていますよね。恐ろしい。


 ちなみに耳にタコでしょうけれども、銃弾があたっても、映画のように人や物が吹っ飛ぶことはありません。
 拳銃弾どころか、高威力のレミントンM700PSSのような狙撃ライフルだって、標的に置かれている車のドア一つ、ボンネット一枚動かすことも出来ません。
 308ウインチェスターの大口径であっても、所詮170グラム前後の質量しかない鉛玉ですから、単にぼこんと穴が空いて、わずかに揺れて、おしまいです。
 人間が銃弾を食らうと、痛みと衝撃で全身の筋肉が収縮するので、当たった人の前方方向に(被害者自身の力で)飛ぶことはあるそうです。
 ってことは、正面で撃ち合っていると、映画とは逆に、人がどんどん手前側に飛んでくる形になりますね。
 それだと映像導線上あまりにも変なので、あえて物理法則を無視して弾丸の進む方向に人を飛ばしているわけです。


 ちなみに、こっちは同ページに載っている象撃ちライフルで知られる本当に大威力のライフルの映像。
http://youtube.com/watch?v=7FCY3_5Bg1M
 いやあ、これはすごい(^^;
 ちょっとやそっとの射撃体勢なんて無関係に射手を吹っ飛ばしていきますねえ(^^;
 これを撃ちこなすには、相当な慣れが必要そうです。(っていうか、慣れる前に身体が壊れそうですが)
2008-05-15_15:16-teduka::General

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