鋼鉄の少女たち 2002 Autumn Topページへ
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手塚さん しけたさん 謎の司会者


「鋼鉄の少女たち」対談
第1部 第2部 第3部 第4部 第5部



第1部
●「鋼鉄」プロジェクトはこうして動き出した

司会
 では、まずは、プロジェクトのきっかけなどをお話しください。

手塚
 そうだね。
 ええっと、しけた君がアイラに参加したのは、今から2年くらい前だっけ?

しけた
 そうです。
 アイラ・ラボラトリは元からゲームとかを作っていたCGプロクリエイター集団で、僕は大体2年前からの参加ですね。
 そのころ、漫画のフルCG化をたくらんでいた僕は、個人的に暖めていた企画をいくつかアイラに持ち込んで・・・

手塚
 ・・・で、私のほうも当時は漫画ビジネスのことをぜんぜん知らなくって、「を!これだけ企画があるなら、コストを安く展開できるんじゃないの」って、しけた君と契約をしたんだよね。

しけた
 ・・・はい、われながら上手くだまくらかしたかな、と(笑)
 とにかく、CG化には金がかかるのがわかっていましたからね。
 どうしてもある程度の予算がほしくって、仲間と作った奴とか、色々持ち込んだんですよね。でも・・・(苦笑)

手塚
 (苦笑)・・・でも、結局全部の企画がダメだったよね。
 しけた君の昔のアイディアで、今の「鋼鉄」に近いものとかもあったんだけど、編集さんの都合やら版権やらなにやらで、結局全部社内でキャラから世界から完全に作り直し。
 お陰で大赤字だよ。・・・漫画って、いつもああなの?

しけた
 まあ、出版は儲けを考えちゃあ負けですからね。
 お金なんて、良い漫画にはおまけのようなものです。
 偉い人にはそれがわからんのですよ。

手塚
 ・・・一応私、この会社の社長なんだが(^^;

しけた
 まあまあ。いつか儲けさせますって。


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