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 そもそも、今回の件で一番うさんくさいのが、その逮捕の時期と言われています。
 なぜなら、わざわざ国会開催前の不逮捕特権の発生しない時期を選んでいる、というのがその理由です。
「特捜部は不逮捕特権が発生するからその前に逮捕した」というのは一件まともそうな言い分ですが、裏を返すと「特捜部は逮捕許諾請求を出して国会に説明責任を果たす自信がありません」ということになります。
 実際、この国の国会は、鈴木宗男先生に対するあからさまに怪しいところのある逮捕許諾請求に対してすら、与野党一致で許可を出してしまうくらいに捜査に協力的な国会です。その、捜査に甘い国会での説明責任を通す自信すらないというところが、もっとも怪しいところなのです。


 本来、ちゃんとした捜査をしているのであれば、特捜部は妙な駆け込み捜査ではなく堂々と国会開始後に逮捕許諾請求を出して、その上で正面から国会において捜査状況を説明して逮捕許諾を得るべきであったのです。
 それなのに、強制捜査で全資料を持ち帰った翌日に「証拠隠滅の恐れあり」で「逃亡の恐れあり」として逃げも隠れも出来ない公人である国会議員をこそこそと逮捕するあたりが、極めてうさんくさいと言わざるを得ません。
2010-01-19_15:58-teduka::Politics

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