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 師にお話を伺っていて「我々が目指すべきは、既に刀が用をなさなくなっていた江戸新刀新々刀ではなく、兵農分離前の鎌倉、混沌としたエネルギーに満ちあふれた時代の刀である。それこそが日本人の原点である」と言うお話を伺った。
 まさに。さすがは師と決めた刀匠と心を打たれた。
 狩猟刀や山刀として刀剣の断片が村々に残っている事でもわかるとおり、本来刀とは、日本人庶民の生活に密着したものであった。それを日本人から奪っていく過程こそが、安土桃山、江戸、明治維新、太平洋戦争であった。
 江戸期に出来た様々な作法は、朝鮮半島・大陸での秀吉の大敗北に端を発する世界からのひきこもりにすぎず、航海技術の発達での国際化で盛り上がる世界からの、現実逃避の手法に過ぎなかった。本来の日本文化は、その前、信長以前に求められるべきなのだ。

 しかしながら、現在、かけら程度でも残っている文化は、江戸時代のものが精一杯で、後は多くが失われてしまっている。作刀法しかり、刀操法しかり、そもそもの人と人との接し方しかり。
 それを少しでも取り戻さなければならない。
 それこそが、他国の隷属に甘んじてしまっている現在の我が国が自意識を取り戻すための唯一の道ではないかと、そう、強く思う。
2010-07-24_21:47-teduka-C(0)::iai

 今回の参院選の結果について、Twitterに呟いたことをまとめます。

 今回の選挙はめちゃくちゃだった。
 意味不明の党内クーデターで家で無く、その後の「オリジナル民主党」を銘打った自由党系候補や新人候補者いじめ。デタラメであった。はっきり言うが、私は、これで民主党が勝ってはいけないと強く思っていた。

 そもそも、民主党は、与党であるのに新人を立てたがらず、初めから単独過半数割れを狙うというのが意味不明。さらには、既に決まっている新人を下ろしにかかるというのはさらに意味不明。挙げ句の果てには消費税論議発言や上から目線の暴言の数々。政党選挙の体をなしていなかった。
 しかも、菅執行部がそうしたトラブルを指摘されると、そのたびに出てくるのが「小沢が」「オザワが」「おざわが」。自分たちで引きずり下ろしてその真逆の政策を叫んでおいて、政策が国民に呆れられた瞬間にそれを自分たちで下ろした前任者の責任にするとは、はっきり言ってあきれ果てる。

 小沢系友人の選挙事務所にも行った。そこでは労組手伝いどころか地元地方議員すら執行部によって立ち入りを禁止され、挙げ句の果てに全候補者一律とされた選挙資金ばらまきによって法定書類の配布すらままならなくなった姿があった。これが民主主義国家の政党のやることかと泣けた。

 菅、仙谷、枝野、前原。
 国を憂えて立ち上がった民主党の候補者たちに、後から弾を撃ちまくって無駄に落選させたこの4名を、決して許してはならない。この4名は民主党の安定政権を失わせただけでなく、私利私欲によって我が国の民主主義をも破壊した。私は、私利私欲で我が国を滅ぼそうとしているこの4名を決して許さない。こうしたことをツイートすれば、私自身、今後出馬の際に不利になることはよくわかっている。しかし、我が国のために敢えて言う。菅内閣を、一秒たりとも続けさせてはならない。

 そもそも、菅執行部の菅、仙谷、枝野、前原は、我々のそうした下からの声に対し、何を言っても「自民に比べれば大丈夫」と言い続け、それでもというと「国民の声に下ろされた小沢派は黙れ」と言い放ってきた。その結果が、自民に比べても、この大敗だ。なにが本当の国民の声なのか!?
 自民党の勝利に驚いたり、なぜ自民なんだと憤る民主関係者・支持者が多いのには呆れている。はっきり言うが、菅内閣だったら自民の方がマシだ。消費税賛成、官僚主導が民自共通では勝るところが何一つ無い。新人候補いじめをしないだけ自民の方がマシといえる。
 民主党は、国民の声を真摯に受け止めなければならない。
2010-07-12_05:10-teduka-C(0)::Politics

 いよいよフランスも最終日。
 思いっきり遊びました。

 まずは、ルーブル美術館!


 お気に入りは、なんと言ってもNikeの女神。


 さらに、ミロのビーナス。


 日本の美術館と事なり、ルーブルではほぼ全ての作品が写真撮影可、さらには許可さえ得れば大抵の画材を持ち込んで、その場での模写も可能です。
 天下りを食わせるために存在している日本の単なる客寄せ施設とは事なり、パリの美術館は、国家の美の中枢を担う重要施設なんですよね。
2010-07-12_04:59-teduka-C(0)::iai

 フランスと言えば、やはり、モンサンミシェル!
 というわけで、武道家一同で行って参りましたとも!


 美しい場所だらけのモンサンミシェルでしたが、やはり感動したのは、最上階の空中庭園でしたね。


 海の中の孤島、しかも高い塔の上ということもあり、モンサンミシェルでは、様々なからくりがあり、これも見所でした。
 自然の美しさと、人の英知の組み合わせのすばらしさは、他にないものでしょうね。
2010-07-12_04:34-teduka-C(0)::iai

 そして、演武会当日。

 ここでは、私が持って行った模擬刀が重すぎて、イマイチの性能……武道用語で言うところの「氣が乗らない」刀だったんです。
 そのため、演武もイマイチで、正直なところダメダメでした。
 せっかく見に来てくれたフランスの友人(美女!)にも、格好悪いところを見せてしまいました。



 演武会自体は大成功だったのがなによりです。
 最後には、フランスの観客たちも参加しての、ちょっとした居合教室もありました。
 友人も、これには大喜びでした。


 その後は、わざわざパリまで車でやってきていたケルン支部の仲間たちと食事に繰り出し、C師範のお話などを伺いつつ、楽しい一日と成りました。
 いやあ、パリに来てよかった。
2010-07-12_04:23-teduka-C(0)::iai

 さて、ここのところブログの更新が滞っていたと思いますが、実は、あちこち飛び回っておりました(^^;
 その中でも目立つところで、フランスはパリまで、居合の演武に行ってきておりました。
 私には珍しく、仕事があまり絡まない旅行なので、実に楽しいものでした。

 ただし、このフランス行き実はカメラ(Canon EOS Kiss X4)が故障してしまい、前半の写真がありません(^^;
 見事にデータカードを壊してくれました。
 カタログスペックは高いのですが、海外利用でのトラブル発生率が今のところ100%というのは困ったカメラです。

 まず、フランスで行ったのが、市内観光。
 実は今回の旅では私の所属する居合流派の達人、C師範と御同室だったので、観光もご同行と相成り、緊張しまくりでした。
 市内観光はあちこち回りましたが、まず記憶に残っていたのが、ナポレオン1世の眠る戦争博物館。
 ここでは、古代〜中世の西洋刀剣も展示してあり、なかなか興味深いものでした。

 ここで驚かされたのが、実は、西洋刀剣も中世前期まではちゃんと折り返し鍛錬をしていた、という事。西洋刀剣から折り返し鍛錬の痕跡が消え、ただの鉄板切り抜きになるのは、銃の登場と、時を同じくしていました。
 メインウェポンが銃になり、剣にさほどの耐久性が求められなくなったために、1回斬るだけなら十分な鉄板切り抜きの剣に変わったのですね。
 そして、ナポレオン1世の棺を見学……

 こういう、遺体をゴージャスを飾るという文化は、なかなか日本人には理解しにくい部分ではあります(^^;
 そして、お洒落なカフェでサイダー(三ツ矢サイダーではなく、リンゴの果汁をアルコール発酵させた本物のサイダー)を飲みつつ、パリの街を眺めます。
 いやあ、パリに来てよかった。
2010-07-12_04:13-teduka-C(0)::iai