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 私は実は、死刑に対して全面的に反対というわけではない。
 しかしながら、裁判における有罪率が飛び抜けて高く、冤罪の可能性を多く含んでいる日本において、このペースでの死刑執行はあまりにもやり過ぎだ。


死刑執行:4人に執行 命令3回目、計10人−−鳩山法相
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080410dde001010007000c.html


 しかも、ここに書かれていない事実だが、この死刑執行には裏事情がある。
 実は今週からちょうど、鳩山兄弟が開いた政治私塾「友愛塾」が開催されたのだ。
 つまり、この死刑執行時期は、注目を集めている時期を利用し、塾生に対するデモンストレーションも兼ねているととらえられても仕方のないものなのだ。
 以前鳩山法相が口にしたように、死刑執行に感情を交えるべきではない。それはまさにその通りだ。
 人の命を扱うのにベルトコンベアーという言葉は悪いが、そこに感情を交えてしまったら、死刑に恣意的要素を持ち込むことになり、それは単なる殺人と変わらなくなるという真意は理解できたのだ。
 だがしかし、それは決して、死刑執行を自らのPRに利用して良いということでは決して無いはずである。


 鳩山法相は、兄である鳩山由紀夫氏が民主党の幹事長をやっており、姉兄弟で鳩山友愛塾を共催している。そして、友愛塾には民主党系の人間も多く参加している。もちろん、政治に兄弟の情を持ち込むとは思いたくないが、それでも、私にまったく無縁の人というわけではないのは紛れもない事実である。
 そのため、下手なことを言えば私の立場が不利になる可能性があるかもしれない。
 だがそれを承知で、あえて言わせていただく。


 こんな人間が、偉そうに塾なんて開くのか!?
 こんな人間に学んで、どうする!?
2008-04-11_00:42-teduka::Politics

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