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 秋葉原で、青年に対し職務質問をして、身体検査をした結果十徳ナイフを持っていたとして、銃刀法違反で逮捕しようとしたところ、青年が抵抗した、という事件がありました。
http://www.asahi.com/national/update/0626/TKY200806260188.html
 いや、んなもん抵抗するでしょう、普通!
 法的に許容されているはずの長さの十徳ナイフをリュックの中に持ってて道を歩いているだけで銃刀法違反じゃ、メチャクチャですよ。
 まず、そもそも、職務質問で本人の意志に反して身体・荷物検査をすること自体が明確に違法。
 さらに、手に持って歩くならともかく、リュックの中に持ち歩くのは、ツールナイフの特性上想定される使い方です。本来の利用方法で安全に運搬されていたものを引っ張り出してきて逮捕というのは、メチャクチャです。


 しかも、この後がさらにとんでもない。
 警官が手を切ったと騒いでいるのだけど、実は手を切ったのはナイフが警官の手にわたった「後」の話。
 青年がナイフを取り返そうとしたところ手のひらを切ったと言うことだから、これは警官がわざわざツールナイフを開いてから刃の側を握ったとしか思えない。さもなきゃ、特殊訓練を受けた屈強な警官二人から、一般市民が刃物を取り返せるわけがないんです。(思い返して欲しいのですが、そもそも、十徳ナイフは刃が閉じているのです。これを警官の手の上で開いてから切り付けるなんて言う早業が誰に出来るのでしょう?)
 何しろこの警官たち、警視庁遊撃特別警ら隊、なんていう特殊職だそうですから。
 これって、理屈で言い負けたために、十徳ナイフを返すようなそぶりをして、青年が柄を握った瞬間に敢えて刃を握ったんじゃないでしょうか?
 押収物を返すそぶりをして受け取ったところを公務執行妨害で逮捕というのは、いわゆる、転び公安定番の手口です。
 もし、転び公安でなかったとして、これでもし本当にこの青年がナイフを一瞬でも取り返していたとしてら、そんな遊撃特別警ら隊なんて訓練不足の組織、解散してしまった方が良い。


 そもそも、本来、秋葉原連続殺傷事件は犯行動機は「トヨタの派遣工に対する陰湿なイジメに、世の中を恨んだ」というものであり、ナイフだって、犯行直前に買ったものなのです。元々ツールナイフなんかを使ったことのあるタイプの人間ですらないわけで。
 取りあえずオタクとナイフに責任転嫁をしようという姿勢が、とてつもなくうさんくさく感じられます。


 この青年に良い弁護士が付き、徹底的にやり合ってくれることを切に願っています。


 なお、参考までに、白川勝彦先生の職務質問体験記。
http://www.liberal-shirakawa.net/idea/policestate.html
2008-06-27_01:14-teduka-C(0)::Politics

日記概略

週末は町内会

 今週末は、地元の町内会の総会に初出席しました。
 訳あって地区班長を引き受けてしまったもので出席したのですが、さすがは日本最大の町会の一つを自認するだけあって、なんとも盛大なものでした。


 会の盛り上がりは置いておいて、取りあえず、ご近所の方々と改めてお話を出来たのは何より嬉しいこと。
 また、老人医療費をはじめ、社会保障の問題が切実であるのも肌身に感じました。
 皆さんが実際に生活に困っている様子がありありとわかり、小泉政策の失敗が、度々口に出されるほど。
 そもそもこういう町内会っていうのは与党寄りの人が多いわけで、その中で堂々と与党批判の声ばかりが上がるというのは、国民生活にとんでもない事態が発生していることを痛感させます。
 これは早急に何とかしないといけませんよね……
2008-06-23_03:26-teduka-C(0)::Politics

 そして、本日の怒り、第二弾が。


 なんなんですか!
 この住民税の金額は!!
 んな大金、そうそう払えんわな!
 2ヶ月は飯が食えるわい!!


 しかも、これだけ払わせておいて、ご老人には自分で医療費を払えと言う!
 挙げ句、自公全面的に内閣信任だそうですよ!
 な〜〜に考えてるんでしょうね!!


 メディアも、参院での後期高齢者問題に関する問責決議をほとんど流さない有様ですし。
 人権ばかりが制限され、税品はどんどん高額になる。
 一体、こんな国に誰がした!?
2008-06-13_00:05-teduka-C(0)::Politics

 ダガーをはじめとする諸刃の刃物が刃長にかかわらず全面禁止になりそうな状況です。
 便乗で、店舗社長が逮捕される事件も起きているようです。


 私は、実は諸刃の刃物は苦手なので(というか、和式ナタしかわからんので(^^;)所持はしていないのですが、それでも、ダイバーや漁師など、作業上どうしても諸刃でなければ行けない人も多いはずですし、そういうことを趣味にしている人も多いはずです。


 そもそも、今回の事件は、トヨタの派遣スタッフに対する過酷な労働条件が引き起こした事件です。
 違法になるから表向きにはクビにしていないなどと言っておいて、実際には事件の9日も前に、クビを内定していびり出しにかかっていたわけです。
 そして、作業服を上司に隠されて、犯人は犯行を決意したわけです。
 そうした動機背景をまるっきり放置して、ただ刃物だけを取り締まったところで、一体何になるのでしょう?
 しかもこの犯人は、この事件を決意するまで、刃物なんてろくに触ったこともなかったのです。
 刃物に普段触れない人間だからこそ起こした事件なのに、より、市民生活から刃物を遠ざけてしまっては、さらなる事件を自ら誘発しているような物なのですが。
 原因を絶たない限り、包丁なりトラックなりダンプカーなり、手段なんていくらだってあるのですから。
2008-06-12_23:56-teduka-C(0)::Politics

日記概略

沖縄で野党勝利

 暗く沈んでばかりもいられないので、明るいニュースでも。


ニュース:沖縄県議選、自公過半数割れ
http://www.asahi.com/politics/update/0608/SEB200806080002.html


 自公による選挙ネガティブキャンペーンや、秋葉原の事件での影響で、過去最低の低投票率であったにもかかわらず、沖縄県議選で自公党が過半数割れをし、野党が多数となりました。
 創価公明の強い沖縄では民主党が弱体であるために苦戦が予想されたのですが、後期高齢者医療問題や昨今の基地問題での自公の高圧的な対応への反発から、野党に多数の票が集まったものと思われます。


 今回の選挙での最も重要な点は、極度の低投票率ながら、創価公明党の票が大勢に影響を及ぼさなかったという一点につきます。
 従来であればこの得票率なら、組織票に優れる公明党が信者の票をとりまとめて圧勝していたところでしょう。
 事実、昨晩投票率が出た段階では、メディアなどでも出口調査の結果にもかかわらず自公の辛勝を予想したところが多かったようです。
 しかし、蓋を開けてみれば野党の圧勝。
 今回、沖縄県議選は初チャレンジとなる民主党からも、4議席もの当選者を出すことが出来ました。
 この結果は、与党から力が失われつつあるのを確信できる選挙結果であると言えます。


 あなたの一票で、間違いなく日本は良い方向へ変わります。
 格差拡大や治安の悪化が目に付く昨今ですが、まだ、日本をあきらめるのは早いのです。
2008-06-09_12:00-teduka-C(0)::Politics

 食糧自給率の低下、中でも米離れによる農業構造の変化が昨今問題となっていますが、ここで一つ振り返るべき問題があります。
 それは、「主食」という概念の嘘です。


 「米は主食だから大事にしろ」と言いますが、実際には、「主食」がある国が少数派で、そもそも人類は、多くの食品を満遍なく少量ずつ食べた方が体に合っている生き物なのです。
 日本は単に、東洋の貧しい小国故に米などの稲科植物の種子くらいしか食えず、その悲しい事実を「主食」という概念を生み出すことによって美化し、自らを慰めてきたのです。
 「主食」とは、単に痩せた土地に生え、高カロリーで保存が楽、栄養効率の良い穀物類を食べざるを得なかった状況を指すに過ぎない単語であり、実際、貧しい国以外では主食の概念は無いのが普通です。
 そのため、経済が発展した昨今の米離れは、これは人類の本能からして当然の現象といえます。


 では、米が不要かというとそうではありません。
 これからの食糧難の時代では、また、日本人は米を食うしか方法がないのが事実です。
 しかし、今現在、経済的に豊かな状況で「主食だから米を食え」といったところで、人類の持つ雑食の本能がそれを拒否するのは当然のことです。
 本能に反することをする以上、あくまでも「今後の食糧難の時代を考えて米産業を育成する」と、正面から堂々と国民に訴えてゆく必要があるでしょう。
 また、せっかくの日本の高い技術力なのですから、米以外の食物の能率的収穫についても積極的に研究開発をしてゆく必要があるでしょう。
 特に、先のバター不足でわかるとおり、畜産物の研究開発は急務と言えます。
2008-06-05_23:27-teduka-C(4)::Politics