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 本日の民主党大会において、小沢塾長が3期目の民主党代表へと就任しました。
 その就任演説は「自民党総裁は政権を投げ出すことが出来るが、国民は生活を投げ出せない」という言葉に象徴されるとおり、国民生活重視の上に立った、次期総選挙での政権交代を目指したものでした。


 小沢民主党の政権構想は、トコトンまでの生活重視と、肥大化した官僚権限の削減にあります。
 生活面では、子供手当による少子化の防止と、高速道路などの無料化によるインフラコストの削減と、それに伴う国内経済の活性化。そして、高速道路にぶら下がる道路族官僚・議員の撃滅。
 直接の官僚権限の削減では、小沢一郎政治塾の夏期合宿にて小沢塾長より発表された、各省庁の主要部署にイスを置く責任者として国会議員を送り込む、イギリス式の、いわゆる100人内各構想を導入するか否かが大きな目玉になっています。


 特にイギリス式の100人内閣構想案については、夏期合宿に先立つ春期合宿において、官僚が法を作る状況を打破する方法について私が小沢塾長に質問した状況に対し、その見事な解答を塾長自らが背中で示されている状況のため、個人的に非常に学ぶべきところが多い政策となっています。
 元々、私のこのあたりの問題意識は、旧い友人たちの酒の席で、なんで官僚が立法をして、議会が行政をし、内閣が単なる名誉職になってしまっているんだろう、という疑問から始ったものでした。しかも、このゆがみが長年続いたため、立法用語が独自言語化して官僚だけが扱えるものとなりつつある事が最大の問題であったわけです。
 この問題について、友人たちや、小沢塾の仲間たちと議論を重ねてゆくにつれ、そうしたゆがみこそが、今の日本の窮状を産んでいるのではないかと思い至り、恥ずかしながら塾長に質問をしたものでした。
 春期合宿でのご返答は、官僚語だろうがなんだろうが、変えるべきものは全て変えねばならない状況に今の日本はなりつつある、といった内容のお話でしたが、その後の夏期合宿で我々塾生とメディアを前にして例示された、イギリスの100人内閣構想の案は、そうした国難を生み出している状況に対し、何をどう具体的に変えるべきか、実に見事で思い切った解決方法を示されていると感じるのです。
 塾で小沢塾長が示されたのは、あくまでもイギリスの例という形でしたが、なんとか、マニフェストに入ればいいな、と思っています。


 いずれにしても、まずは政権交代です。
 現行の自公政権は、官僚と支持母体である宗教団体や業界団体などのしがらみに縛られで身動きが取れなくなっており、すでに政権担当能力が無くなっております。
 これは断言できますが、この状況では、例え自公の誰が新総裁、首相になろうとも、1年も持たずにまた辞任をすることになるでしょう。
 自公首相の連続政権放り出しが、いわゆるねじれ国会が原因であるかのように言われていますが、二院が逆の勢力に支配されるのは先進国ではごく普通のことであり、それを批判すると言うことは、自公政権が、そうした普通の状況にすら耐えられない状況になっていることを示す、良い指標となっていると言えるでしょう。
 そして、自公が何も出来ずに巨大な政治空白を作り出している間に、世界経済は急速に崩壊しつつあり、世界の平和のバランスも狂いつつあります。日本自身もその立場を急落し、すでに経済大国であるとは到底言えない状況になってしまっています。
 もはや、政権交代をして、全てのしがらみ、全ての利権を一度断ち切るしか、この国を救う方法はないのです。
 次の衆議院総選挙は、政権交代選挙です。
 敵は、既得権者たちですからあまりにも強大ですが、なんとしてでも現行野党側で過半数を取り、政権交代を実現し、小沢新首相の元、全ての利権を断ち切る大改革を行わなければ、この国の未来はないのです。
2008-09-21_23:59-teduka-C(0)::Politics