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ニュース:「民家強盗、日本刀盗まれる 3本で400万円相当 」
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062401000279.html


 この事件といい、ちょっと前のこの↓事件といい、
日本刀なんていうさばきにくい物を盗んでどうする気なんでしょうね?


「日本刀37本、1000万円相当が盗まれる」
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/080529/ibr0805290309003-n1.htm


 日本刀は、銃刀取締法で厳重に管理されています。
 日本刀の場合には、中心(なかご)などの押型(特殊な墨を塗って作った版画)を登録されています。
 登録が無い刀は販売も所持もできませんから、これを盗んだとすれば、再登録をすることになるわけですが、そうすると再び中心を登録することになり……非常に足がつきやすいのがわかるかと思います。
 もちろん、中心に加工を加えれば再登録もできるわけですが、そうすると今度は偽銘か無銘の刀になってしまうわけで、価値ががた落ちです。
 元から無銘の刀だったとしても、中心の癖をいじれば価値が落ちますし、無銘であればそもそも元からそんなに価値が無いわけですし。
 そもそも、磨り上げるにしても偽銘を打つにしても、中心を加工するのは、刀の工作の中でも最も費用のかかるもののうちの一つです。
 もともと、無銘刀なんて相当な良作であったとしてもせいぜい1本10万円で売れれば御の字でしょうから、銘の加工代も取り戻せるかどうか怪しいものです。(うちの助六あたりの使い込まれた刀だと、確実に加工費以下(^^;)
 しかも、転売後も登録を常に辿れる為、常に盗みと偽装がばれる危険性におどおどしながらすごす羽目になります。刀の世界は狭いので、同じ刀に出会えばすぐに気がつきますし……(そもそも盗む時にあわてた被害者に獲物でぶった切られる危険性すらあるわけで(^^;)


 そうした事情を知らない刀剣素人の泥棒が一見高そうだからと盗むのでしょうけれど、どう考えても割が合わない犯罪なのではないかと思うのですが。




PS
 なお、心配した知人から「紛らわしいタイトルつけるな」とのツッコミがありました。
 ええと、もちろん盗まれる云々は私の刀のことではありません。
 私の助六丸は、厳重な盗難防止をして、某所にちゃんと保管されておりますです、はい。
2008-06-24_14:51-teduka-C(0)::iai

日記概略

雨、雨、雨

 ここのところ、雨ばかり続いていますね。
 雨だとヨットにも行けません。
 ……いや、平日なので、元々行けないのですが(^^;
 それにしても、海でやるヨットと塩っ気に弱い日本刀を使う居合とは、なんとも相性が悪い趣味二つですね。
 まあ、居合は仕事上必要な経験という面も大きく、どうしてもヨットの方がメインの趣味なのですが。
 なぜかうちって、日本刀が出てくるCGやゲームを担当することが多いんですよね。
 特にそういう仕事を選んでいる訳じゃないのですが。どうしても社長の趣味がでるのでしょうか?
 映像作品やゲームで日本刀かロボットが出てきたら、テロップに注目、です(^^;


 でも、ヨットや帆船が出てくるシーンは、10年会社を回していて2回くらいしか担当していないという不思議。
 ……というか、そもそも日本の映像作品やゲームに、あんまり船って出てこないんですよね。
 実際、せいぜい「男たちの大和」と「ワン・ピース」以外、最近海モノが売れたという話を聞いたことがない。(「海猿」は、海洋モノとはちょいと違うでしょうし、その次の「亡国のイージス」あたりになると大ヒットしたと主張するのは厳しいでしょう)
 日本の映像では、「フネ」っていう名前の乗り物に乗りながら、大抵、空を飛んだり宇宙を飛んだりしているわけで。
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの例を挙げるまでもなく、米国モノなどでは、海洋モノは定番なのですが。
 これは、海運に生命線を頼る我が国としては、ちょっと問題です。
 運河の復活などのプロジェクトも各地で動いていますが、海洋国家として海に親しむ日本文化の復活も、急務なのでしょうね。
 ……でも、大中古のボロヨットを持っているというだけで金持ち扱いされる現状では、遠いなあ。


 また、とりあえず、小沢塾のレポートは完了。
 今回のテーマは社会保障についてだったのですが、いやはや、自他共に認めるリバタリアンの私には、辛いテーマでした(^^;
 理屈の上では我が国に社会保障が必須なのは理解しているのですが……
 あちこちに取材にも行きましたが、一番難航したレポートだったかも知れません。
 不勉強を恥じる今日この頃です。


 あと、刀の鯉口を修理しました。
 まだまだ抜きが下手で、納刀の際にでもうっかり削ってしまったらしく、鯉口がゆるゆるになっちゃったんですよ(^^;
 店主先生にはサービスで直していただいて、ありがたい限り。
2008-06-24_02:28-teduka-C(0)::General