ここのところ、インターンや就職活動時期で、大勢の学生さんにお会いします。
　私は立場上、自分の会社を受ける子だけでなく、他の会社を受ける子を見る機会も多いのですが、今年は、どの子も急に来た不況の為か去年までとは目の色が変わっていて、一生懸命なのが印象的です。


　しかし、世界的恐慌に突入しつつある今、日本を取り巻く環境は、決して楽なものではありません。
　特に、私の居る、ゲームやエンタメ映像の世界は、遊んで飯を食おうという、悪く言えば世の中を舐めているような世界です。
　そうした世界で、それでもなお遊んで飯を食っていこうと言うからには、人の数倍、数十倍の努力を要することは、容易に想像が出来ると思います。
　他人より多く学び、他人より多く苦労し、他人より多く働き、それでようやく他人よりも少し劣るかな、という程度の生活しかできない世界です。
　そうした業界を目指すという覚悟と、それでもなお輝きを失わない熱い志は、是非とも忘れないで欲しいものです。

　さて、そんな中、政府与党は、来年はなんと秋のゴールデンウィークまで法制定している、完全な無策の状態です。
　ただでさえ、先進諸国に比べて圧倒的に祝日が多く労働時間も短い我が国が、これ以上休んでどうするのでしょうか？
　我が国は無資源国であり、唯一持つ資源は、その人的資源、すなわち我々個々人の努力でしかありません。
　是非、あまりに暢気で無策な政府与党の方策に巻き込まれることなく、自分を見失わず、自分の将来を見据えた上で、職務にあたりたいものです。