
(max6関連の記事では、写真をクリックすれば拡大します)
で、その後、私の泊まっているホテルで非常に重要なPress発表会があり、そちらに駆けつけました。
そう、見てください、このロゴを。
Discreetの誇る世界のディファクトスタンダード3Dソフトウェアの新バージョン、3ds max6の発表です!!

見て判るとおり、インタフェイスに変化はありません!!
この瞬間、会場がどよめきました。
3DCGを専門にする者にとって、これがどれほど重要な意味を持つことか。
インタフェイスはソフトウェアの顔です。それをバージョンアップで変化させない、ということは、機能面であまりに大きな成長があるため、インタフェイスを変える必要が無い、ということなのです。

そして、これがmax6の代表的な追加機能一覧です。
そう、うわさにはありましたが、ついに、mental ray 3.2がmaxに標準装備されるのです!!
mental rayは、ハイエンドレンダリングソフトの覇者で、比較的早い計算ですばらしく高品位の画像を出力することができます。特に光と反射・屈折の美しさには定評があり、今までは表現の難しかった水中での水の雰囲気や、光を周囲に散乱する宝石のような表現も実現可能なのです。
今までも別売りで購入可能でしたが、価格が高く、通常のプロジェクトでの導入は困難だったのです。

これがそのレンダリング中の画面。
ぐるぐると中央からレンダリングが広まる様子は、まさにmental rayのそれです!
max6のロゴは、このレンダリングの様子もイメージしているんですね。

プリセットシェダーは元祖mental ray搭載ソフトウェアのsoftimage|XSIよりも多いほど。レンダリング用のライセンスもついてくるということですので、大いに期待できます。

それだけではありません。
強化されたreactor2では、今まで困難だった物理シミュレーションの数々が、かなりの高品位で動作をするようになります。
たとえばクロス(布)シミュレーションや、無数の物体同士のぶつかり合いなどをリアルに、そして確実に表現することが可能です。
しかも、ただ正確なだけでなく、非常に速い計算速度にも驚かされます。

今回のmax6のバージョンアップにはSEGAさんが全面協力をしており、そのため、非常に実用的な機能が大量に増えています。
たとえば、片面ポリゴンから物体の内側に押し出して壁面を作成することが可能で、これは、多くのモデラーが待ち望んでいた機能といえるでしょう。
また、スケマティックビューも飛躍的に改良され、なんと、ビューポート表示と同じ位置関係でオブジェクトを表示させることができるようになりました。

max6上で頂点カラーを直接3Dペイントできるようになったことも、大きな成長です。

パーティクル機能の強化も見逃せません。
パーティクルインタフェイスもすっきりとし、改良されたスケマティックビューのインタフェイスを応用して、視覚的にわかりやすい操作が可能です。
maxのパーティクルは高性能で定評がありましたが、反面、パラメータが多すぎで慣れるまで時間がかかるという欠点がありました。しかし、このインタフェイスならば、相当楽にパーティクルを扱うことができるでしょう!
・・・と、非常に盛りだくさんのmax6。
気になる発売日は、10月下旬。
価格は、従来と据え置きになるようです。
従来ユーザーはサブスクリプションを活用すれば相当安価に導入できることも魅力です。
ここ1,2年の間3DCGソフトウェアは停滞気味でしたが、その空気を一気に吹き飛ばす名ソフトが誕生した、といえるのではないでしょうか。
正直、あまりの出来の良さに、感動しています。
これは、本当にすごいです。
SIGGRAPHに来て、良かった・・・