
いよいよお待ちかね、Fast-Foward Paper Previewの時間です。
SIGGRAPHは世界最大の学会。その年次大会であるSIGGRAPH2003でも、当然論文発表があります。
そこで発表される論文は、当然世界最高のものばかり。
どれがノーベル賞をとっても不思議ではないくらいのものなのです。(もっとも、CG関連を表彰する賞はノーベル賞にはありませんが(笑))
Fast-Foward Paper Previewは、そうした論文を発表者自身が事前にプレゼンし、明日から始まるPaperの発表でのSIGGRAPH参加者たちの選択の参考にしよう、というものです。

・・・が。
一筋縄でいかないのがSIGGRAPH。
何もかもショーアップされたこの学会では、こうした発表ですらもエンターテインメントと化します。
会場は、つまらなければ野次OK。面白ければ大声で叫び、しかも、演者に与えられた時間はたったの50秒!!
今年は去年前の名司会スパンク氏が引退してしまったため、ショーとしての盛り上がりは低いものでしたが、それでも、日本の学会では考えられないくらいに盛り上がりました。

発表者自身も、ラップを歌ったり、二人でコントをしたり、とにかく観客の気を引こうと必死です。
それもそのはず。
SIGGRAPHの参加者の大半は、世界でも一流のプロや大企業のスタッフなど、それなりの地位の人間です。
論文をただ発表するのではなく、彼らにとっては大事なスポンサー探しの場でもあるのです。日本のようにただ座っていて研究費が出るほど、アメリカは甘い社会ではありません。
まさに、無限で、誰にでも平等なチャンス。
このイベントは、アメリカ合衆国の最も良い面を見られるイベントではないかと思います。