午後はカニ歩きの挙句、イメージベースドレンダリングに行き着きました。
午前同様X3Dから見始めたのですが・・・いや、なかなか・・・。睡眠不足解消にはもってこいなんですが・・・(笑)
VAIO-U1はディスク容量が限られるため、前日の夜に受講用データを入れておくのですが、結局は会場でどんどん入れ替える羽目になりました。お陰でバッテリーの持ちが悪いのが問題。
換わりに飛び込みで見たイメージベースレンダーは、こりゃ、最高に面白いですね。どの演者も(通常一つのコースは複数の演者で構成される)、結局は、画像の成分ごとにレンダリングをしてそれを合成するしかない、と口にするのはまあそんなもんか、というところでしたが。
ただ、「機材は特別なものを使ってはならず、手軽に誰でも使えるものにしなければならない!」と口走った直後に、とてつもなく高価な機材が5個も6個も出てくるのはお約束。普通の人どころか、普通のスタジオは、360度撮影可能なパノラマ台なんて無いってばさ(^^; いくらカメラに安いデジカメを使っても、ダメなものはダメ。
日常で道具を使ってると、それがどんなに珍しいものか、忘れちゃうんですよね。私もうっかり出版社に3ds maxファイルでデータを送って、困られたことがありますし。

その後は、待ちに待っていたSpecial Session!!
スターウォーズ2の話とあって、会場は開始前から大盛り上がりです。
内容は・・・ヨーダの作り方がよくわかりました。
というか、よく動きますねえ、今回のヨーダ。演者自身も愚痴っていましたが、従来のスターウォーズシリーズとの間をどう埋めるのだろう?
このときには隣に座った学生さんがなんとも積極的に話しかけてきて、非常に楽しめました。私が、英語は苦手だ、聞くのは出来るけど、というと、私の持っていた辞書を取り上げて、積極的に会話開始。突発的英語練習タイムと相成りました。そういえば名前も聞いていないなあ。彼。セッション中で、写真も取れなかったし。
また、Sessionの待ち時間にもやはり大学関係の人とお話できました。こちらはプログラムの助手かなにかをやっている人でしたが。
それに比べて日本人学生は、学生同士でたむろして誰とも会話せず、レジュメも見ずにぽかんと口を開けて映像を見てるだけ。カメラを向ければうつむいでフリーズするだけだし、コメントを取ろうとしても「日本人じゃないんです〜」などと訳のわからないことを言って逃げるだけ。思いっきり日本語で逃げてど〜する(^^;
日本の学生はあまりに情けないなあ・・・
そういえば、会場で体当たりをしてきたり、道を塞いだ時に謝りもしない無礼者がいると、大体日本人でしたね。・・・Excuse Meくらい口にしても、バチは当たらないぞ?

と、気を取り直してSpecial Session。
「この映画を作るのに、例えば日本のサムライが大変参考になった」と口にした直後に出てきた名前が「ジャッキー・チェン、ブルース・リー・・・etc」・・・おっちゃん、彼らは全員中国人だってばさ。
で、「参考になったサムライ映画です」といって会場に流れたのは・・・
しなりながら無数に飛び交い相手に襲い掛かる日本刀!
ベトナム民族衣装と和服のあいのこに泥をまぶしたような怪しげな衣装!!
念力で宙を飛び、空中戦を繰り広げる敵味方のサムライたち!!!
そして、よくわかんない日本語(と思われるうなり声)!!!!
・・・こ、これはどうみても違うでしょ・・・
カンフー映画をエセ日本風に味付けした感じです。ただ、元が何なのかはわかんなかったけど面白そうな映画ではありました。怖いもの見たさで一度見てみたい気はします。
色々な意味で印象的なSessionです。

あ、そうそう。印象的といえば、NG集をやっていたところが驚きました
今までのCG映画に良くあったようなわざわざ作ったものや、クリエイターのお遊びではなく、本当のNG。シミュレーションとエクスプレッションの塊になった今のCGは、ちょっとした設定ミスで、十分にNGを出し得るのですね。
俳優と違ってミスが無いからコストエフェクティブだ、というのもCGのうりだったはずですが、もはやそんなことを気にする人はいないようです。
CGは、どこに向かうんでしょうね。
大笑いしながら、そんなことをふと思った一日でした。