日記のページロゴマーク 2002年7月20日



 
 ■今日は楽しいレジストレーションデー


 今日は楽しいレジストレーションデー。
 要は、参加登録を行う日ですね。
 通常は、Advanced Registrationといって、日本で登録を済ませておくのですが、それでも大切なバッヂとかさばる周辺物は会場で貰う事になるのです。

 今年は、大き目のリュックサックの用意を忘れない用に気をつけました。
 去年は旅行慣れした人間を気取って小さいバッグで会場に向かい、ビデオと書籍の山を抱えて難儀した覚えがあるのです。論文やコースのテキストがCD/DVD-ROM化されたので、以前に比べ、軽くなったと言われているとはいえ、それでも、ビデオと書籍だけでえらい量があります。
 それに加えて、Full Canfarenceならば自分の絶対に見たいコース向けのコーステキストは出来れば印刷物で欲しいところ。

 ちなみに、Advanced Registrationでは、郵送のオプションがあります、私は去年も今年もこれを使ったのですが・・・。結論から言えば、郵送は絶対にやっちゃダメ。
 まず、第一に到着が遅い。第二に対応がかなりアバウト。第三に万一なくしたら全額再支払いが必要。つまり、いつ届くかわからないのにきちんと抗議しないと送ってもらえず、そのくせ開始日までに手元にバッヂがないとバッヂを無くしたのと同じ扱いになって、最悪全額を再支払いする羽目になる。
 ・・・これはなかなか堪りません。
 今年も抗議に抗議をぎりぎりに重ねて送ってもらいましたが、いや、その心労たるや・・・
 ・・・去年、今年と2連続で同じ失敗をしてしまった・・・

 今年は、Registrationの開始時間が遅く、午後6時から、ということでしたので、偶然合流したデジハリの諸先生方と会場の周辺を見て回ってからの会場入りでした。

 まず、Advanced Registrationで郵送を選んでない人は、Advanced Registrationの窓口でバッヂを受け取ります。このときにAdvanced Registrationで送られてきたメールを印刷して持ってゆくと便利です。バッヂを受け取ったら、しっかりとレシートを確認します。何しろスタッフは全米から集まった学生さんばかりなので、元気とやる気は有り余っていますが、結構仕事にはアラがあります・・・
 続いて、Merchandise。これは、バッヂについているMerchandiseの用紙の品物を受け取る作業です。去年はAdvanced Registrationからえらい歩かされましたが、今年はすぐ隣にあって、助かりました。私は事前に今年の分のエレクトリックシアターと会いメーションシアターのビデオを購入しておくのですが、結構な量になります。・・・せっかくVAIO-U1持ってきたんだから、DVDにすればよかったかな・・・。ちなみに、事前購入だと何もおまけがありませんが、現地で購入するとTシャツがおまけに付きます。これも今年思い知った失敗。
 その後、デジハリの杉山校長のお勧めで、99年のビデオレビュー<The Story of Computer Graphics>を追加購入。これは、CGの歴史を最もわかりやすく解説しているものだそうです。後でじっくり見なければ。で、こうした追加のビデオなどは、こんどはSVR(SIGGRAPH VIDEO REVIEW)のコーナーで買います。注文担当者と支払い窓口と受け取り窓口が別なため、広いけど人の少ないコーナーを、蟹歩きで横に横にたらいまわしされて、購入。分業をして広いエリアを取っているから、てっきり混む時には混むのかと思いきや、人が多いのを見たことがありません。このあたり、アメリカですねえ。

 以上で、レジストレーションは一通り終了。
 この時に、きちんと荷物の中身を再確認しましょう。
 後は、会場のあちこちで配られているマップ付きのイベントプログラムを受け取って、あいさつ回りを済ませてからホテルに帰ります。

 ちなみに、MEDIA Registrationは明日21日からなので、会場内の写真撮影はどんな人間でも全面禁止。まだ会場内の写真はありません。悪しからず。

 
 ■SIGGRAPHでは、ホテルの準備が大切!

 SIGGRAPHで、通常の観光と明確に違うところのひとつに、使用するホテルが非常に限られる、というところがあります。
 何しろ、朝8時から深夜まで、タイトなスケジュールでさまざまなイベントが目白押しなので、通常の観光のような、「バスで移動して」とか、「ここは電車で一駅なので」といった論調が通用しないのです。SIGGRAPHの公式ページからも予約が出来ますが、このページはあっという間に埋まってしまう上、このページからの予約可能ホテルでも、実際には実用には苦しいところも混じっています。
 とにかく、早め早めに会場付近、しかも徒歩圏内のホテルについて情報を仕入れ、治安と生活支援機能だけを見て、そこを押さえた者が勝ち。結構激しい情報戦なのです。
 ところが、Los Angelesならばともかく、サンアントニオの場合、どこをどうやっても、日本ではリアルなホテル情報を入手できないんですよね・・・

 で。今回、私はLa Mantion Del Rioなるホテルの予約に成功しました。ここは、古い学校を改造した川沿いの風光明媚なホテル、だそうです。しかし、やはりどこをどうやってもホテル側の宣伝以上のリアルな情報は入手できません。もはやこうなると一か八か。
 しかし、この一か八かには、私はまったく自信がありません。私は去年宿泊したホテルで、SIGGRAPH初日にホテルの目の前で銃撃戦、その数日後に日本人女性が近隣でレイプされ大騒ぎになり、その後は朝からホテルの不当解雇に対する抗議行動の垂れ幕の中SIGGRAPHに通い続けるという、なかなかハードな日々を送った実績があります。しかも今年宿泊するホテルには、A社のKさんという、これまたホテル運の無さでは定評のあるお方も宿泊することが決まっております。

 で。サンアントニオの街を、空港からリムジンバスで移動。
 を! 結構風光明媚な街ですね!


 これが有名なアラモ砦です。
 バスは、会場近くのマリオットホテルを通過。私の泊まるホテルと同価格帯でこの美しさなら、期待は持てそうです。

 太陽の光を全身に受け、マリオットホテルは、光り輝いています。
 全米一番治安の良い街、というだけあって、本当にどこもかしこもきれいです。





 ・・・で。
 リムジンバスが私の宿泊するホテル名を告げ、そこを降り立つと・・・!!

 ・・・予感的中。
 風光明媚な街の中、ただ一ヶ所だけ見た生ごみの香りのするエリア。なぜかその道を挟んで反対側に、我が宿泊ホテルは建っておりました。見れば、目の前のぼろい建物は映画館。なるほど、映画館の裏って、とにかく汚れやすいところだもんね・・・

 とはいえ、ホテルそのものは、きれいで立派なものです。サービスも万全で、周囲も治安が悪いというわけではなく、ただ、少々見栄えが悪いだけ。会場までも十分徒歩圏で、しかも、リバーウォークという川沿いの素敵な道を歩いてゆくことが出来ます。
 さすがはSIGGRAPHの公式サイトにも案内のあるホテルだけあって、非常に立派なところです。ただ、リバーウォークに出られなくなってしまう深夜は、ちょっと出歩きにくいかも知れませんが・・・
 ともかく、去年と違って、命の危険を感じることは無さそうです。そう考えるとまあ当たりかな?
 一般の観光客が深夜に徒歩でうろちょろすることはありえないので、日本の旅行会社でも、良いホテル、という認識しかないのです。予約前に地図を見れば、映画館の裏に建っているホテルだから深夜は動きづらいかも、ということはすぐにわかったはず。完全な準備不足ですね。
 深夜まで徒歩で移動することの多いSIGGRAPHは、海外旅行としては少々特殊な存在。このようにSIGGRAPHでは、事前準備が大切なのです(T_T)

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